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2017.5.9

あなたの現場は守られてますか?足場工事のコンプライアンス②


足場工事と足場レンタルのトライブです。

 

安全な建設作業には欠かせない足場は、昔ながらの職人技で建てられています。

そのため人から人へのノウハウ継承が重要です。

 

今、高齢化と建設ラッシュが同時に建設業界を襲っています。

人材不足のため、足場作業にも新人が関わることが増えてきました。

その結果、平成26年まで足場関係の事故が増えていました。

 

こうした状況を危惧した国は、平成27年に法律を改正し、足場の安全対策を強化。

これが功を奏し、墜落事故は減少に転じました。

 

ところが今も足場の安全対策が行われていない現場も、残念ながらあります。

建設業に関わる人なら、自分の現場で事故が起きないことを願っていると思います。

 

そこで今回と次回の2回にわたって、自分の現場の足場が安全かどうか確かめるために、国の定めた安全対策を解説します。

 

足場の作業床に係る墜落防止措置

 

作業床の広さが十分になかったり、隙間が大きかったりすると、うっかり足を踏み外してしまう原因となります。慣れた職人ならば、もしかすると狭い作業床でも大丈夫かもしれません。しかし新人も増えている昨今では、安全な作業床の広さを以下のように定めています。

 

・幅は40センチ以上、床材の隙間は3センチ未満、建地との隙間は12センチ未満

 

しかし、きちんと安全な作業床を設置していても、建設作業ではなんらかの事情で一時的に取り外すことがあります。そうした場合には、関係労働者以外の立ち入りを禁止しなくてはなりません。

 

足場の組み立て作業に係る墜落防止措置

 

安全な高所工事に足場は欠かせませんが、足場の工事は「足場がない」高所工事です。そのため工事中の事故は割合として多くなっています。そのため以下のような墜落防止措置が定められています。

 

・悪天候時は作業禁止

・足場の緊結作業時には、幅40センチ以上の足場板を設置し、安全帯を装着すること。

*安全帯を形だけ装着するのではなく、安全帯が効力を発するように「安全帯取付設備」を設置する必要もあります。

 

建設現場は納期との闘い。

急いだために安全対策がおろそかになっては、元も子もありません。

スピード感が必要なときこそ、全員で安全基準を把握し、事故のない工事を目指すべきでしょう。

 

弊社はスピードを要する工事であったとしても、国の基準を満たした足場を迅速に構築してきました。スピードと安全には自信があります。足場が必要な時には、足場工事と足場レンタルのトライブにお問い合わせください。